当事務所は22名のメンバーがおり、医療法人が顧客の中心となります。多くの会計事務所が記帳代行を主要な業務としている中、当事務所はその一歩先を行くサービスを提供することを重視しています。
試算表の作成後、顧客の経営課題や資金繰りの改善点などへの具体的なアドバイスを行うことで、顧客企業の経営までサポートしています。
新しい技術やツール活用は、より高度なアドバイスを提供するための一つの武器となります。このような背景から、先進的なツールの導入を常に検討しています。
近年、会計士や税理士も含めた士業業界では、
「AIにより、そもそも仕事がなくなってしまうのでは?」という大きな変化に直面しています。
私自身もChatGPTに大きな衝撃を受けました。その後、強い危機感をもってChatGPTを徹底的に使い込み、私自身としても「病院・診療所・介護施設向けChatGPT実践ガイド」を今年8月に出版しています。
士業は伝統的な業界であり、所長が60代以上を超えるという事務所も多い中で、これらの新しい技術への取り組みが遅れがちなケースがほとんどです。
AIやITツール活用は、顧客サービスの質向上や従業員の働き方改革の重要な要素となり、当組織では、これらを積極的に取り入れています。
情報収集の一環として、様々なメディアやセミナーを参考にしています。その中でも、リモートワーク研究所のYouTubeチャンネルは、最新の情報や専門的な知識を得るための重要な情報源でした。
同じテーマのYouTubeチャンネルもいくつかありましたが、内容や人柄から、池田さんに講師をお願いするのがよいと思いご連絡しました。
研修はホテルの一室で行いました。当事務所は普段はリモートワークを取り入れており、半年に1回に全員で集合する機会があったので、その目玉コンテンツの一つとして研修を行ってもらいました。
単なるChatGPTの一般論やテクニックではなく、私達の業界や業務内容に合わせて内容を調整してくれ、非常に有意義でした。
また当日はその場で各自が実際にChatGPTを利用するワークショップ形式で進めてくれたことで、これまでChatGPTのことは知っていても使ったことがない職員も多い中で、最初の第一歩として非常に有意義でした。
受講者からの質問やフィードバックにも迅速に対応し、研修を進める中での柔軟なアプローチが非常に好印象でした。
スタッフ全員のChatGPT理解や活用方法についての理解が深まったことは間違いありません。
日々の業務では、報告書や議事録作成などで、実際にChatGPTを利用するケースが増えてきています。
またスタッフ同士の雑談の中でも、ChatGPTの話題が取り上げられるようになり、一つの研修成果だと思っています。
2023年11月には、Microsoft OfficeでCopilotがリリースされる予定です。Excelなどのツール活用の仕方を抜本的に変える可能性があると思っており、非常に注目しています。
気が早いですが、2024年1月には、池田さんに講師としてCopilotについて講演いただく予定です。